IoT機器は、様々な業界で活躍しており、介護業界でも徐々に浸透しつつあります。介護業界で主に活躍しているIoTとしては、見守りサービスを挙げることができます。見守りサービスとは、介護施設の入り口や介護施設のそれぞれの部屋の入口に設置する人感センサーのことです。人が通過すると介護スタッフに通知が行く仕組みとなっており、利用者の動向を離れた場所からも見守ることができるため、サービス利用者の徘徊や安全をすぐさま知ることができる点がメリットとなります。この機器は介護施設ばかりではなく、一人暮らしを行っている高齢者宅と離れて暮らすその家族とで利用することも多いです。また、介護業務支援システムも広く利用されているIoTの1つといえます。
介護スタッフは、身体介助のほかに介護プランや介護日誌を作成することも仕事です。これらの書類作成業務をIoTを通じて行うことによって、簡単に作成することができるようになるほか、他のスタッフとの情報共有も簡単になります。上記の2つほど一般的ではありませんが、利用者の身体状況を計測するIoTを導入する介護現場もあります。ベッドや利用者の身体に設置することによって、脈拍や呼吸などのバイタルを計測し、健康状況や排尿頻度を介護スタッフが簡単に把握することができるようになるものです。介護スタッフは、無駄に利用者のすぐ近くに控えている必要もなくなるので、負担が軽減します。この他、体力や腕力が必要となる介護の動作を支援する介護ロボットを導入する施設も少ないながらに存在しています。IoT機器や新しもの好きの方は、こちらの参考サイト(http://iot-kaigogenba.com)も楽しく読み進められるでしょう。